皆さんこんにちは、志村です。

今日は、当社の｢汗抜きＷクリーニング｣についてお話させていただきます

カテゴリも｢シミ抜き実例｣から｢特殊技術の紹介｣に変更いたしました。よろしくお願いします。

このクリーニング方法は、通常溶剤(石油のような油)を使用して洗うようなスーツやセーターを

通常のクリーニング後に特殊な洗剤を用いて水で洗う技術です。

なぜそんな事をするのかと言うと、

溶剤で落ちる汚れと、水で洗う事によって落ちる汚れは違うからです

もうちょっと詳しく知りたい！と言う方は、上記のリンク先に詳しい内容があるので、ご覧下さい

このクリーニング方法ですが、ネーミングに｢汗抜き｣とある事から、

｢汗をかいた場合のみやれば良い｣と思われている方が多くいらっしゃいますが、実は違います。

今回はその1回目として、｢味噌汁をこぼしちゃったズボン｣のクリーニングれをご紹介します。

・・・実は先日、某ファミレスにて食事を取りながらＳＰＣの橘田さんと打合せをしていたら、

うかつにも味噌汁を全開にこぼしてしまいました

こういったとき、普通の方はあわてて拭くんでしょうが、

僕の場合は、｢よし、汗抜きの良さがわかる良い実験が出来るぞ！｣とガッツポーズをしていました

さて、その悲劇のズボンがこれです。

やけどを心配してくださった方がいらっしゃったら、

ご心配頂きありがとうございます。

幸いにしてぬるかったので、大事には至りませんでした

お尻までもろにぬれています。

これはまずいでしょう。

さて、このズボンにとりあえず通常のドライクリーニングのみを行いました。

結果がこれです。

若干明るく写ってしまっているのは、

とる人間の腕がヘタなせいなので、ご勘弁下さい。

ちょっと薄くなりましたが、ドライクリーニングをしただけではほとんど取れませんでした

次に汗抜きＷの要でもあります、｢ウール製品用の水洗い｣をしました。

写真はそれぞれクリックしていただければ、拡大して見やすくなります。

さて、どうでしょう？

ドライクリーニングをしただけでは取れなかった汚れが、

｢汗抜きＷクリーニング｣をしただけで、こんなにきれいになりました

これは、味噌汁のような食べ物はほとんどドライクリーニングでは

落とせず、水洗いしなければ落とせないと言う事です。

（けれど、厳密に言えばドライクリーニングをしないでいきなり水洗いしても落とせない事があります。）

味噌汁以外にも、ジュースやアルコールは｢汗抜きＷクリーニング｣でなければ落ちません。

ぜひ、この｢汗抜きＷクリーニング｣よさを知った上で、ご注文いただければ幸いです。